RPAの比較検討、何をどう比べればよい?

いまは様々なRPAがあり、比較検討するのも一苦労です。比較軸と優先順位を決めることができれば、あとは横並びにして自社へフィットするかどうか客観的な検討をすすめることができます。

相手がRPAだからといって必要以上に身構える必要はありません。一般的なシステム導入の検討ポイントでのバランスを見ていただくと、ご自身にあった適切な選択が可能になるでしょう。

目的・期待する効果

いきなりRPAツールの機能など詳細を見始める前に、あらためてRPAツールを探している目的と期待する効果を確認しましょう。少しでも迷ったときには原点に立ち帰れるよう、書き出して机や壁に貼っておいてもよいかもしれません。それだけ目的・期待する効果は大切なものです。

対象業務

自動化したい業務に関するシステムやデータが「社内限定」か、あるいはご利用中のSaaSも対象となるかどうか確認します。もしインターネット・ブラウザからアクセス不可能なシステムやファイルであれば、デスクトップ型ないしオンプレミス型を選択することになりますし、SaaSが対象であれば選択肢にクラウド型も候補に入ってきます。

利用者のスキル

RPAツールではマーケティング担当、広告運用担当、人事担当など非エンジニアの方が担当されている日常業務を自動化するケースが多いと思います。このとき注意したいのが、導入や運用保守にエンジニアがアサインできるかどうかという点です。

「ノンプログラミングで簡単便利」がRPAのメリットではありますが、実際は期待するほど簡単ではないために結局使いこなせない、という話を聞くことがあります。利用者のスキルレベルにあったRPAツールかどうかという点は、あらかじめ念入りに確認しておいたほうがよいでしょう。

リモート対応

最近では従業員の方のリモートワークや正社員ではないフリーランスの方と連携して業務を進めることが増えてきました。全国に広がる複数拠点からの利用ニーズも考慮しておいたほうがよいかもしれません。本格展開時には様々な拠点からの利用が想定されるようであれば、RPAツール選定時にも考慮しておく必要があるでしょう。

利用端末

各自が利用する業務用端末はWindowsかMacかあるいはそれ以外か、企業によって利用されているOSはまちまちです。世の中がどちらかだけであれば話は簡単なのですが、そんなわけにはいきません。RPAツールを利用したい端末についても片方だけ考慮すればよいのか両方で使える必要があるのか、事前の確認が必要です。

導入費用、拡張費用、保守費用

ビジネスにとって費用対効果は重要です。RPAツール導入においてはライセンス料金が大きいので一番気になりますが、それだけではなく

  • ツール利用料金(ライセンス料金)
  • 導入時の初期設定費用
  • ライセンス数増加、ワークフロー増加時の加算費用
  • 導入後のシステム保守費用
  • 利用者の業務サポート費用

といった点についても、内容と合わせてあらかじめ確認しておく必要があります。料金表の内容だけではなく、どこまで個別のケースに対応してくれるかという点についてもあわせて確認しておくとよいでしょう。

拡張性(スケーラビリティ)

RPAツールの活用が軌道に乗ってくると、利用範囲を拡大することになるかもしれません。また毎月25日から30日までの5日間だけいつもの10倍の処理能力がほしいなど、閑散期と繁忙期で必要なリソースを変動させる必要があるかもしれません。
拡張性(スケーラビリティ)の柔軟性や対応可能な場合の必要な時間についても、あらかじめ確認をしておきましょう。

その他独自の特徴

各社RPAはそれぞれ得意分野や苦手な分野があり、活用可能な範囲も大きく違います。料金形態も定額や従量課金など異なりますので、比較軸・検討ポイントと貴社内での優先度を定めた上で情報収集し、定量・定性の両面から同じ比較軸で比較することが重要です。


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